はじめに
一人親方として働いているのに儲からないと感じていませんか?
- 毎日忙しい
- 工程に追われている
- 来月の仕事の依頼も来ている
- 仲間から応援の依頼も入っている
それなのに、、
通帳を見ると不安になる。
家族からお金の小言を言われる。
「こんなに頑張っているのに、どうにもならない!」
そんなことを感じていませんか?
それは、儲からない仕事をしているのではなく、
儲けるための管理をしていない可能性が高い。
今日はその話をします。
銀行に入ったお金=儲け、と思っていないか?
月末にまとまった入金があると、気分が高揚します。
「今月も頑張った」
「結構稼げた」
その勢いで飲みに行く。
ちょっと無駄遣いをしてしまう。
でも――
銀行への振込金額は「売上」であって「利益」ではありません。
例えば100万円の入金があっても、
- 材料費
- 外注費
- 車両費
- ガソリン
- 代道具・消耗品代
- 保険料金
これらを差し引いた残りが「利益」です。
忙しいから儲かった、ではない。
忙しいほど、支払いも増えます。
それなのにお金が残らない。
その原因は――
忙しいを言い訳にして、経営者の仕事をしていないからです。
一人親方が儲からないと言われる3つの原因
まず大前提。
一人親方は規模が小さくても、「社長」であり「経営者」です。
① 客先の言い値で仕事を受けている
客先には予算があります。
でも、あなたにも生活があります。
- 今後の付き合いがあるから
- 仕事が欲しいから
- 値上げを言いづらいから
その理由で、言い値で受けていませんか?
単価を交渉できないのは、経営とは言えません。
- 嫌な顔をされたくない
- お金の話をすると空気が悪くなる
その気持ちは分かります。
でも、その負担を背負うのは、あなたとあなたの家族です。
単価交渉にはやり方があります。
やみくもに上げろと言っているのではありません。
ただ、逃げ続けるのは違います。
② 原価を“部分的”にしか見ていない
多くの一人親方は、
- 人数
- 日数
- 材料数量
こうした「作業に直結する原価」は瞬時に計算できます。
でも、
- 健康保険・年金
- 労災保険
- 税金
- 車両維持費
- 工具の更新
- 将来の積立
- 事業拡大資金
これらを含めた計算をしていますか?
目の前の原価だけで単価を決めていれば、いつまでもギリギリです。
すべての費用を頭の中で計算するのは無理です。
紙に書き出して整理すること。
それが経営の第一歩です。
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③ 将来を設計していない
- 今は何とか生活できている
- 一人親方に定年はない
- 仕事が好きだ
- 体もまだ動く
でも――
- 何歳まで働けますか?
- ケガをしたら?
- 病気になったら?
不安は、考えないから大きくなる。
将来を見ないまま働くのは、砂の上に家を建てるのと同じです。
不安は、数字にすると小さくなります。
一人親方は気楽ではない
「一人だから気楽」
確かに人を雇わなければ管理は少ない。
でもその代わり、すべてを一人で背負う。
それが一人親方です。
技術もある。
経験もある。
真面目。
でも、経営をしなければ、
ただの腕のいい作業員です。
一人親方は、オールマイティーな経営者です。
- 単価を決める
- 利益率を考える
- 年商目標を立てる
- 事業計画を作る
規模は小さくても、やることは同じです。
稼げる人との違い
稼げる人は、
- 年商目標を決める
- 単価を計算する
- 利益を理解する
- 数字を書き出す
頭の中ではなく、紙に書きます。
だから将来に投資できる。
家族も安心できる。
厳しいことを言います
儲からないと言いながら、
- 見積はどんぶり
- 将来設計なし
- 価格交渉なし
それでは変わりません。
一人親方は自由です。
でもその自由は、全部自分の責任の上にある。
一人親方への期待
私は、一人親方の働き方はこれから伸びると思っています。
決断が早い
身軽
無駄が少ない
仕組みさえ作れば、強い。
技術があるなら、経営も学べばいい。
まとめ
一人親方が儲からないと感じる理由は、
- 単価決定の甘さ
- 原価把握の不足
- 将来設計の欠如
この3つに集約されます。
才能の問題ではありません。
整理すれば変えられる。
「このままでは嫌だ」と思ったなら、まずは数字を書き出すこと。
それが一番の近道です。

ながつき行政書士事務所
江郷 晴彦
えごう はるひこ
広島県江田島市の行政書士事務所。 建設業許可や一人親方の手続き、建設業の経営サポートを中心に対応しています。 建設業許可や一人親方の手続きに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

