はじめに
建設業許可について調べ始めると、「要件」「書類」「経験年数」など、難しい言葉がたくさん出てきます。
そのため、「難しそう」「自分には無理かも」そう感じて、立ち止まってしまう方も少なくありません。
- 何から手をつければいいのか分からない
- 自分には無理なのではと感じてしまう
- つい後回しに、、
そんな方も多いのではないでしょうか?
でも、建設業許可はいきなり申請書を書くものではありません。
まずは、「新規取得までの流れ」を知ること
それだけで、不安はかなり軽くなります。
この記事では、建設業許可の新規取得までの流れを、できるだけやさしく、順を追ってご説明します。
建設業許可・新規取得までの全体像
細かい条件の前に、まずは全体像です。
建設業許可の新規取得は、大きく分けると次の流れで進みます。
- 今の仕事の内容を整理する
- 許可が本当に必要かを確認する
- 許可の要件を整理する
- 必要書類を準備する
- 役所へ申請する
- 審査を経て、許可が出る
一つひとつ見ていきましょう。
ステップ①まずは「今の仕事」を整理する
最初に行うべきことは、申請書を書くことではありません。
まずは、今の仕事の状況を整理します。
- どんな工事をしているか
- 元請なのか、下請なのか
- 工事の金額はどのくらいか
- 個人事業主か、法人か
ここを整理せずに進めると、後から「やり直し」になることもあります。
建設業許可は、今と将来の仕事に合った形で取ることが大切です。
ステップ②建設業許可が必要かを確認する
すべての建設工事に、必ず建設業許可が必要というわけではありません。
工事の内容や金額によっては、「軽微な工事」として許可が不要な場合もあります。
ただし注意したいのは、
- 今は不要でも、仕事が広がれば必要になる
- 元請や取引先から、金額に関係なく求められる
- ローンや信用の面で影響が出る
といったケースがとても多いことです。
「今必要かどうか」だけでなく、これからどう仕事を続けていきたいかを考えながら確認することが大切です。
建設業許可について、「自分の場合はどうだろう」と感じた方は、こちらの記事も参考にしてみてください
ステップ③許可の要件を「ざっくり」整理する
ここで大切なのは、細かい条件を完璧に覚えることではありません。
建設業許可には、主に次のような要件があります。
- 建設業の経営経験がある人がいる
- 専任技術者になれる人がいる
- 財産的な基礎がある
- 法令違反などがない
「すべて完璧に満たしているか」よりも、今の状況を正しく把握することが大切です。
あやふやなまま進めると、後で大きな修正が必要になることもあります。
ステップ④書類の準備(ここで立ち止まる方が多い)
多くの方が、この段階で不安を感じます。
それは決して珍しいことではありません。
- 昔の契約書が残っていない
- 経験をどう証明すればいいか分からない
- 何が必要書類なのか判断できない
建設業許可は、書類の積み重ねがとても重要です。
無理にごまかしたり、あやふやなまま進めることはできません。
だからこそ、この段階で一度立ち止まり、状況を整理することが大切になります。
ステップ⑤役所へ申請する
書類が整ったら、管轄の役所へ申請を行います。
申請後すぐに許可が出るわけではなく、
- 内容の確認
- 追加資料の提出
- 修正(補正)
が求められることもあります。
焦らず、丁寧に対応することが大切です。
ステップ⑥審査を経て、許可が出る
申請から許可が出るまでの期間は、おおよそ 1か月〜1か月半程度 が目安です。
許可が出たら終わりではありません。
- 毎年の決算報告
- 5年ごとの更新
- 日ごろの書類管理
建設業許可は、取得後も続いていくものです。
よくある誤解
「とにかく早く取ればいい」はおすすめできません
建設業許可は、早く取ること自体が目的ではありません。
- なぜ許可を取りたいのか?
- 5年後、10年後どうなっていたいのか?
- どんな仕事を続けたいのか?
これを考えずに進めると、後から無理が出てしまいます。
よくある質問(Q&A)
はい、問題ありません。
建設業許可は「今すぐ必要かどうか」を判断すること自体が難しい制度です。
今の仕事内容や、これからどう仕事を続けていきたいかを整理するだけでも、今後の方向性が見えてくることがあります。
「相談=申請」ではありませんので、安心してご相談ください。
はい、大丈夫です。
実際には、最初からすべての書類が揃っている方はほとんどいません。
どんな資料があるか、何が足りないかを一緒に整理しながら、今後どう準備していくかを考えていきます。
もちろん大丈夫です。
建設業許可は、焦って取るものではありません。
- 仕事の状況
- 将来の計画
- 法人化のタイミング
などを踏まえて、「今は準備期間」という選択をする方も多くいらっしゃいます。
よくあるご相談です。
どちらが正解ということはなく、事業の状況によって考え方は変わります。
今後の仕事量や、取引先との関係などを踏まえて、無理のない進め方を一緒に考えることができます。
いいえ、その必要はありません。
まずは状況を整理し、選択肢を知っていただくことを大切にしています。
「まだ依頼する段階ではない」と感じた場合でも、その判断はとても大切な一歩です。
まとめ
建設業許可の新規取得は、
- 流れを知る
- 状況を整理する
- 無理をしない
ことが何より大切です。
建設業許可は、仕事を続けていくための「安心の土台」
今すぐ申請しなくても構いません。
まずは、今の状況を整理するところから始めてみてください。
一人で抱え込まず、一緒に考えることもできます。
建設業許可は、早く取ることよりも、正しく整理することが大切。
今の仕事や将来の方向性について、一度立ち止まって考えてみたい方は、お気軽にご相談ください。

