建設業許可の話になると、「たくさんの書類を集めないといけない」
そんなイメージを持たれる方が多いようです。
でも実は、いきなり書類集めを始める必要はありません。
大切なのは、「どんな書類が必要か」ではなく、
「何を証明するための書類なのか」を知ることです。
「書類が多そう」「難しそう」と感じて、まだ一歩を踏み出せていない方も多いかもしれません。
書類集めの前に知っておいてほしいこと
建設業許可の書類は、バラバラに存在しているように見えて、実はとてもシンプルな考え方で整理できます。
それは、
この会社(この人)は、建設業をきちんと続けてきて、これからも適正に続けられるか?
この一点を、書類で説明していく作業だということです。
建設業許可の書類は主に「4つの目的」で整理できます
① これまでの仕事を証明する書類
まず必要になるのが、「どんな建設工事をしてきたか」を示す資料です。
たとえば、
- 工事の契約書・注文書
- 請書
- 請求書
- 入金の分かる通帳
- 確定申告書(事業収入の分かるもの)
などが該当します。
これは、経営経験や実務経験を確認するための書類です。
「全部きれいに揃っていないとダメ」というわけではありません。
これまでの仕事をどう説明できるかが大切になります。
② 人に関する書類
次に必要なのが、誰が建設業を支えているのかを示す書類です。
たとえば、
- 代表者の経歴
- 技術的な役割を担う人の情報
- 資格証や実務経験の資料
- 家族や従業員との関係が分かるもの
ここでは、
- 誰が経営をしてきたのか
- 誰が技術を担ってきたのか
を整理します。
家族経営や小さな会社ほど、自然に役割分担してきたケースが多いので、丁寧な整理がとても重要になります。
③ お金に関する書類
建設業許可では、最低限の財産的な基礎があるかも確認されます。
そのために、
- 残高証明書
- 預金通帳
- 決算書や確定申告書
などを使って説明します。
ここで大切なのは、「お金がたくさんあるか」ではなく、事業を継続できる体制があるかという視点です。
④ 事務所に関する書類
最後に、事業の拠点がきちんとあるかを示す書類です。
たとえば、
- 事務所の写真
- 使用権限が分かる書類
- 自宅兼事務所の場合の配置状況
などです。
自宅を事務所にしている場合でも、考え方を整理すれば問題ないケースは多くあります。
書類を集める前にやってほしいこと
ここで一番お伝えしたいことがあります。
それは、
「書類を集める」より先に、これまでの仕事を整理することです。
- どこから仕事を受けてきたか
- どんな立場で関わってきたか
- 誰が現場を管理してきたか
- どんな工事を、どれくらいの期間やってきたか
これが整理できていれば、必要な書類は自然と見えてきます。
書類は「完璧」でなくて大丈夫です
よくあるご相談で、
- 昔の書類が残っていない
- 契約書を交わしていなかった
- 口約束が多かった
という声を聞きます。
でも、それだけで諦める必要はありません。
大切なのは、事実を正直に整理し、説明することです。
まとめ|一人で抱え込まなくていい
建設業許可の書類準備は、「集める作業」ではなく
「これまでの歩みを整理する作業」です。
もし、
- どこから手をつけていいか分からない
- この経験が使えるのか不安
- 書類が揃うか心配
そんなときは、一人で抱え込まず、一度一緒に整理してみませんか。
状況を整理するところから、一緒にゆっくり進めていきましょう。

