運転免許更新で改めて感じた「危険予測」の大切さ|行政書士として、建設会社の社長に伝えたいこと

はじめに

先日、広島県運転免許センターで運転免許証の更新をしてきました。

午前中の受付に5分ほど間に合わず、午後の受付まで約2時間待機。

その後も講習を受け、免許証を受け取るまで約5時間。

決して短い時間ではありませんでしたが、私にとっては「運転免許の更新」以上に、多くの学びを得られた一日となりました。

行政書士という仕事柄、日頃から法律に触れる機会は多くあります。

しかし、道路交通法については「知っているつもり」になっていたことも少なくありませんでした。

今回は、運転だけではなく、建設業の経営や事業承継にも通じる大切なことを改めて考えるきっかけになりました。

運転免許証も時代とともに変わっている

今回の更新では、

  • 従来の運転免許証
  • マイナ免許証
  • 両方を持つ

という3つの選択肢がありました。

私は、新しい制度を経験してみたいという思いもあり、「運転免許証とマイナ免許証の両方」を選びました。

住所変更の手続きが簡単になったり、更新時の講習をオンラインで受講できたりと、便利になる部分もあります。

一方で、すべての情報がデータで管理される時代になったことに、少し驚きも感じました。

特に高齢の方にとっては、新しい制度に戸惑う場面もあるでしょう。

それでも、時代の変化を受け入れ、新しいことに挑戦していく姿勢は大切だと改めて感じました。

一番勉強になったのは「講師の話し方」

違反者講習は2時間。

正直なところ、「決められた内容を聞くだけかな」と思っていました。

しかし、実際には最初から最後まで講師の話に引き込まれてしまいました。

私自身も将来、講師として人前で話をする機会を増やしていきたいと考えています。

そのため、講義の内容だけではなく、「どう話しているのか」という点にも注目。

私が参考になったと感じたのは、

  • ゆっくり、はっきり話す
  • 声に抑揚がある
  • 身振り手振りを自然に使う
  • 会場全体を見ながら話す
  • 自分の体験や感情を交えながら説明する

ということです。

資料を読むだけでは、人の心は動きません。

伝え方一つで、同じ内容でも印象は大きく変わることを改めて実感。

「危険予測」という考え方は仕事にも共通している

今回の講習で、一番心に残った言葉があります。

それが

「危険予測」

という考え方です。

運転中は、

  • 人が飛び出してくるかもしれない
  • 自転車が急に横断するかもしれない
  • バイクが見えない場所から来るかもしれない

そんな「かもしれない」を考えながら運転することが事故防止につながると教わりました。

私はこの話を聞きながら、「これは建設現場もまったく同じだ」と思いました。

現場では、

  • 足場から転落するかもしれない
  • 資材が落下するかもしれない
  • 重機が接触するかもしれない

だからこそ、作業前に危険を予測し、安全対策を行います。

事故が起きてからでは遅いのです。

行政書士の仕事も「危険予測」が大切

私は行政書士として建設会社の社長とお話しする機会が多くあります。

最近特に感じるのは、経営にも「危険予測」が必要だということです。

例えば、

  • 建設業許可の更新を忘れるかもしれない
  • 経営業務管理責任者が退職するかもしれない
  • 専任技術者が辞めるかもしれない
  • 社長が病気になるかもしれない
  • 後継者が見つからないかもしれない

これらは、どれも実際に起こり得ることです。

しかし、早めに考え、準備していれば、多くは防ぐことができます。

行政書士の仕事は、書類を作ることだけではありません。

会社に起こり得るリスクを一緒に考え、その対策をサポートすることも大切な役割だと思っています。

建設会社の社長へ伝えたいこと

建設会社の社長は、

「まだまだ元気だから大丈夫。」

「自分がいる間は何とかなる。」

そうおっしゃる方がたくさんおられます。

私も、その気持ちはよく分かります。

しかし、危険予測という考え方は、運転だけではありません。

建設現場でも、

経営でも、

行政書士の仕事でも同じです。

  • 「事故が起こるかもしれない」
  • 「災害が起こるかもしれない」
  • 「重要な社員が退職するかもしれない」
  • 「後継者がいなくなるかもしれない」
  • 「社長自身が病気になるかもしれない」

そう考えて、少しずつ準備をしていくことが、会社を守ることにつながります。

事業承継も、まさに危険予測の一つです。

「まだ早い」ではなく、「今だからこそ考える」。

その積み重ねが、会社の未来を守ることになるのだと思います。

私自身も反省したこと

運転歴は約40年。

小さな事故が1回。

違反も何度かあり、免許停止になったこともあります。

最近は無茶な運転をすることはほとんどありません。

しかし、仕事で長距離を運転する機会が増え、自動運転支援機能にも慣れ、

「少し気が緩んでいたかもしれない」

と反省しました。

行政書士という仕事は、お客様から信頼される仕事です。

だからこそ、運転一つとっても責任ある行動を心掛けなければならないと改めて感じました。

まとめ

運転免許の更新は、単なる手続きではありませんでした。

道路交通法を学び直し、安全運転について考え直し、自分自身を見つめ直す貴重な時間になりました。

そして何より感じたのは、

**「危険を予測し、早めに準備することの大切さ」**です。

これは運転だけでなく、

建設現場でも、

会社経営でも、

事業承継でも、

行政書士の仕事でも変わりません。

私はこれからも、人に優しい運転を心掛けるとともに、建設会社の社長が安心して会社を未来へつないでいけるよう、行政書士として伴走していきたいと思います。