はじめに
「定年後も今の会社で嘱託社員として働き続けるか?」
「それとも独立という道を考えるべきか?」
50代になると、多くの方が一度は考えるテーマではないでしょうか?
建設業界では、人手不足や技術承継の問題が深刻化しています。
一方で、現場経験や管理経験を積み重ねてきたベテラン技術者の知識や経験は、まだまだ社会から必要とされています。
私は55歳で会社を退職し、その後さまざまな経験をしてきました。
決して順風満帆ではありませんでしたが、その経験から感じることがあります。
それは、、
50代からの独立は決して遅くない。
ただし、
勢いも大事だが、準備が必要。
ということです。
今回は、建設業で働く50代の方に向けて、会社員を続けるか独立するかを考えるヒントをお伝えします。
定年後も今の働き方を続けるか?
建設業界でも60歳定年の会社はまだ多くあります。
65歳まで雇用確保が義務化され、再雇用制度を利用して働き続けることが可能になりました。
しかし、
- 給与が下がる
- 役職がなくなる
- 仕事内容が変わる(ワーカーになる)
というケースも少なくありません。
もちろん、それが悪いわけではありません。
安定した収入があり、慣れた環境で働けることは大きなメリットです。
ただ、私は、
建設業界で30年以上積み重ねてきた知識や経験が、定年退職と同時に埋もれてしまうのは、非常にもったいないと感じています。
雇用延長という選択肢
再雇用には多くのメリットがあります。
- 安定した収入
- 社会保険
- 慣れた職場環境
- 仲間とのつながり
家族のことを考えれば、非常に現実的な選択です。
一方で、
- 自分で仕事を選べない
- 元部下が上司になる
- 体力的に厳しい業務も続く
という現実もあります。
だからこそ、
「このまま会社の残るか?」
「第二の人生をどう考えるのか?」
を50代のうちから考えておくことが大切です。
独立という選択肢
独立と聞くと、
- リスクが大きい
- 失敗したらどうする
- 今さら無理
そう考える方も多いでしょう。
私もそうでした。
55歳で会社を退職したものの、何をすればよいか分からず、すっと悩んでいる時期もありました。
正直に言えば、退職して独立後の5年間は成功したとは言えません。
しかし、
- 自分の時間を使える
- 自分で考えて行動できる
- 新しいことに挑戦できる
という喜びもありました。
そして何より、
心と体が以前より健康になった
と感じています。
50代から人生を変える人は多い
20代、30代、40代と経験を積み重ね、
50代になると業界全体を見る力がついてきます。
- 人脈もあります。
- 経験もあります。
- 技術もあります。
だからこそ、
「独立してみたい」
と思う方も増えてきています。
しかし
「なんとかなるだろう、、」
という考えだけで独立するは危険です。
実際に準備不足のまま独立し、苦労する人たちをたくさん見てきました。
大切なのは勢いでなく準備
私は病気をきっかけに会社を退職しました。
そのため、退職後に進む道を考える時間が長くなりました。
今、振り返ると、
『もっと会社員時代に準備しておけばよかった!』
と思うことがたくさんあります。
会社という場所は
- 給料がもらえる
- 経験が積める
- 人脈が作れる
- 情報が入る
など非常に恵まれた場所です。
だからこそ、、
会社にいる間に独立準備を進めることが重要なのです。
まずは、3〜5年計画で考える
もし、将来独立しないと思うなら、
まずは3〜5年の準備期間を設けましょう。
その期間に
- 人脈を作る
- 専門知識を深める
- 資格を取得する
- お金を準備する
- 自分の商品を考える
などのことができます。
すると今の仕事に対する見方も変わってきます。
嫌な上司も
→将来のお客様かもしれません。
別の部署の人も
→将来、助けてくれる仲間かもしれません。
独立準備を始めると、会社での仕事そのものが、学びの場となります。
まとめ
私は、50代からの独立には賛成です。
しかし、
- 会社が嫌だから辞める。
- 給料が安いから辞める。
という理由だけで、会社を退職してほしくありません。
建設業界で30年以上積み上げてきた経験は大きな財産です。
その財産を活かすためにも、
焦らず、慌てず、
まずは、3〜5年後を見据えて準備を始めてみてください。
会社での仕事の姿勢そのものが変わってきます。
50代、60代からの独立は決して遅くありません。
むしろ、これまでの経験を活かせる人生後半の大きな挑戦になるかもしれません。
最後に、、
私が55歳で退職したときは、
正直これからどう生きていけば良いか、わかりませんでした。
遠回りもしました、失敗もたくさんあります。
それでも、今振り返ると
- 自分で考え
- 自分で選び
ながら歩んできた時間は、とても貴重だったと感じています。
だからこそ私は、
『50代からでも人生は変えられる』
と信じています。
もちろん、勢いだけで独立することはおすすめしません。
しかし、
「これからの人生をどう生きていくか?」
を考えることは何歳からでも遅くはありません。
50代、60代だからそできる、自分らいし第二の人生を一緒に考えてみませんか?

ながつき行政書士事務所
江郷 晴彦
えごう はるひこ
広島県江田島市の行政書士事務所。 建設業許可や一人親方の手続き、建設業の経営サポートを中心に対応しています。 建設業許可や一人親方の手続きに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

