はじめに
これまで私は「50代からの独立」をテーマに記事を書いてきました。
実際、私自身も60歳を前に行政書士として独立し、新しい人生を歩み始めています。
しかし、独立を考え始めた頃の私は、
「本当にこれでいいのだろうか?」
「何を強みに仕事をしていけばいいのだろうか?」
「自分が本当にやりたいことは何だろうか?」
そんなことを何度も考えていました。
先日、「自分探しワーク」というものを見つけました。
そこで今回は、
『50代からの独立で迷った私が、自分探しワークを実際にやってみた結果』
をお話ししたいと思います。
50代になると「何がしたいかわからなくなる」
若い頃は、
- 給料を上げたい
- 出世したい
- 家を建てたい
- 子どもを育てたい
など、目の前の目標がありました。
しかし50代になると状況が変わります。
- 会社では定年が見えてくる
- 子どもは独立する
- 体力も若い頃ほどではない
そしてふと考えると思います。
「残りの人生をどう生きるのか」
私の場合は、体調を壊し会社を退職したので、本当に残りの人生をどう生きるかを考えるようになったのは、60歳近い最近からです。
自分の方向性を改めて整理してみたいと思い、このワークに取り組んでみました。
ワークで行ったこと
やったことはとてもシンプルです。
たったこれだけです。
しかし、実際にやってみると想像以上に多くの気付きがありました。
実際に私がワークで書き出した内容をご紹介します
参考になるかどうかはわかりませんが、実際に私が行ったワークの内容を簡単にご紹介します。
私は建設業界で40年以上働き、工務部の立ち上げや再建、人材育成、現場管理など様々な経験をしてきました。また、会社員時代の挫折や独立への挑戦など、決して平坦ではない人生を歩んできました。
今回のワークでは、そうした経験を振り返りながら、「何に悩み、何を乗り越え、そこから何を学んだのか」を整理してみました。
完璧に書こうとする必要はありません。思いつくままに書き出していくだけでも、自分では気付かなかった価値観や強みが見えてきます。
これからワークに取り組んでみようと思われる方の参考になれば幸いです。
まずは、これまで自分が経験してきた仕事や役割を書き出しました。
私の場合は、
- 工務部の立ち上げ
- 工務部の再建
- 現場監督
- 営業
- 人材育成
- 会社員としての勤務
- 行政書士としての独立準備
などが出てきました。
また、自分で選択したことだけでなく、
- 景気の変化
- 業界環境の変化
- 人材不足
など、自分では選べなかった出来事も振り返りました。
次に、その仕事の中でどんな課題や悩みがあったかを書き出しました。
特に建設業界では、
- 職人不足
- 若手人材の確保
- 営業力不足
- 現場管理の問題
- 赤字体質の改善
- 生産性向上
- 後継者不足
など、多くの課題に直面してきました。
立ち上げたばかりの部署は、一人が何役もこなさなければならず、常に悩みが尽きませんでした。
課題に対して、どのような工夫や行動をしてきたかも振り返りました。
例えば、
- 人材採用と育成
- 職人とのコミュニケーション
- 社員との対話
- 女性スタッフの活用
- 業務ルールの整備
- 仕事を任せる仕組みづくり
- 上から目線ではなく一緒に考える姿勢
などです。
また、
「自分だけで抱え込まない」
「人を信じて任せる」
ことの大切さも学びました。
努力や工夫の結果、どのような成果につながったかも整理しました。
例えば、
- 大型案件にも対応できる会社になった
- 赤字工事を減らせた
- 下請け中心から元請けへ成長できた
- 社員や職人が育った
- 組織として動けるようになった
- 売上や利益が改善した
などです。
一つひとつは小さな成果でも、積み重ねることで会社の成長につながりました。
成果以上に大きかったのは、その過程で得た学びでした。
私が特に感じたのは、
- コミュニケーションは何より大切
- 人の話を聞くことが重要
- 相手の良い部分を見る
- 責任から逃げない
- 継続することで道は開ける
ということです。
問題解決の答えは、意外と人との関わりの中にあることが多いと感じました。
最後に、これまでの経験から見えてきた自分の強みを整理しました。
私が見つけた強みは、
- あきらめない
- 逃げない
- 続ける
- 人を育てる
- 仕組みを作る
- 経験を次世代に伝える
ということでした。
そして、自分が本当にやりたいことは、
- 「建設業界で頑張る人たちを支えたい」
- 「小さな建設会社が長く続く仕組みを作りたい」
- 「技術や想いを次世代へつなぎたい」
ということだと再確認できました。
ワークを終えて感じたこと
このワークをやる前は、「新しい夢や目標が見つかるかもしれない」と思っていました。
しかし実際には、新しい自分を見つけたのではなく、これまでの人生で大切にしてきた価値観を再発見する時間になりました。
50代からの独立は、自分を変えることではありません。
これまで積み重ねてきた経験の中から、自分らしい働き方を見つけることなのだと感じています。
私が見つけた意外な答え
ワークを始める前の私は、「新しい夢が見つかるのではないか」そんなことを少し期待していました。
ところが出てきた答えは違いました。
私が見つけたのは、新しい夢ではなく、これまでずっと大切にしてきた価値観でした。
私が大切にしていたもの
書き出してみると、何度も出てきた言葉があります。
それは、
- 人を育てる
- 仕組みを作る
- 困っている人を助ける
- 技術や経験を次世代に残す
ということでした。
会社員時代もそうでした。
- 赤字の現場を改善する
- 若手を育てる
- 職人さんと話し合う
- 会社の仕組みを整える
いつも取り組んでいたのはそんな仕事でした。
行政書士は目的ではなく手段だった
今回のワークで一番大きな発見は、私は行政書士になりたかったわけではないということです。
もちろん行政書士という仕事は大好きです。
しかし本当にやりたいことは、
- 建設業界で頑張る人たちを支えること
- 小さな建設会社が長く続く仕組みを作ること
そのために行政書士という資格を活用しているのだと気付きました。
- 建設業許可も
- 事業承継も
- 相続も
すべてはその目的を実現するための手段でした。
50代からの独立は「自分を変えること」ではない
独立というと、
- 何か新しいことを始めなければならない
- 特別な才能を見つけなければならない
そんな風に考えてしまいます。
しかし今回のワークを通して思ったのは、50代からの独立は、自分を変えることではない。
これまで積み上げてきた経験を活かす場所を見つけることなのだと思います。
- 若い頃の失敗
- 苦労した経験
- 乗り越えてきた困難
それらすべてが独立後の財産になります。
私が見つけたこれからの使命
ワークを終えて改めて感じたことがあります。
私は、
- 建設業や不動産業に携わる人たちが安心して働き続けられる環境づくりを支えたい
- 受け継がれてきた技術や想いを次の世代へつないでいきたい
そんな思いを持っているということです。
そのために、
- 建設業許可
- 事業承継
- 相続
- 会社の仕組みづくり
を通じて、小さな会社を支える存在になりたいと思っています。
まとめ
もし今、
- 「これから何をしたらいいかわからない」
- 「独立したいけれど自信がない」
- 「自分の強みがわからない」
そう悩んでいる方がいたら、一度自分の人生を書き出してみてください。
答えは意外と遠くにはありません。
私の場合も、新しい自分を見つけたわけではありませんでした。
これまで歩いてきた人生の中に、すでに答えがありました。
50代からの独立は遅くありません。
むしろ人生経験という大きな財産を持っているからこそできる挑戦があります。
この記事が、これから新しい一歩を踏み出そうとしている方の参考になればうれしく思います。
参考にした書籍
参考にした書籍:前川孝雄著『50歳からの人生が変わる痛快「学び」戦略』
※本記事は書籍の内容を要約したものではなく、ワークを実践して感じた私自身の体験や気付きをまとめたものです。

ながつき行政書士事務所
江郷 晴彦
えごう はるひこ
広島県江田島市の行政書士事務所。 建設業許可や一人親方の手続き、建設業の経営サポートを中心に対応しています。 建設業許可や一人親方の手続きに関するご相談は、お気軽にお問い合わせください。

